episode12 悪戯の報い

みなさん、こんにちは。
みなさんは怖い話はお好きですか?
このブログでは、私Cozyが実際に体験した恐怖体験、不思議な体験話。
そして私自身があまりのポンコツで在るが故にしでかした数多くのあり得ないほどの失敗談を書いております。

話のネタに、こんなヤツがおるんやあ♪というような温かい目線で読んで頂けると嬉しいです。

さて、今日のお話ですが私Cozyがまだ小学6年生の夏休みに犯した、バカな行動から起きた”呪い”について書いていこうと思います。

2人兄弟だった僕たちに、夏休み中に兄弟が増えるということで、父親は仕事でほとんど家に居ないため、母親が入院している間は宮城県の親戚へ兄弟で預けられることになりました。
小さい頃から何度も行っていたし、年の近い従兄弟が多かったので、とくに不安もありませんでした。

そんなある日のこと、親戚の家からわりとすぐそばの砂利道で、私Cozyよりも少し下の学年の子達が何やら騒いでいたので近づいてみると、一匹の”ヤマカガシ”という蛇が車に轢かれたようで、まだ死んだばかりだという。
みんな興味はあるけど、近づくだけで触れなかったようだったので、私Cozyはその蛇の首もとを掴み持ち上げてみました。
車に轢かれたばかりで、しかも砂利道だったからか蛇の体はあまり傷がなく綺麗でした。

そのまま、草むらにどかしたり、穴を掘って埋めてあげれば良かったものの、いつもの悪い癖で、あろうことか蛇を振り回すように近所の子達に近づけワーワーキャーキャーしたのを面白がってしまいました。しばらくの間、蛇の死体を弄んでしまいましたがふと、これはまずいと思い直し蛇の死体を草むらに置くと、みんなでその場を離れることにしました。

その日は何事もなく終わったんですが、次の日の朝とんでもないことが起こりました。

その日は、叔父と叔母が車で岩手県にある中尊寺へ連れていってくれることになりました。叔父の運転するセダンと叔母が運転する軽で僕たち兄弟と従兄弟3人で行くことになったんですが、その直前に叔母が「あんた首が赤いけど痛くないの?」なんて心配そうに聞いてくるんです。慌てて洗面所の鏡をみると、さっきは気づかなかったのに、腫れ上がるというわけではなかったんですが、明らかに首が赤くなっているんです。

昨日の事を思い出し、これは罰が当たったのではと思いました。ドアを閉め直し、その場で服を脱ぎ他にも異変がないか見てみたけど、首以外は何もないようです。
昨日のことは特に話さず、痛みもないので大丈夫だと告げて出発しました。向かう途中でパーキングエリアに寄った時、トイレでもう一度首を見てみると・・・さらに赤くなっていて状況は、より酷くなっていくのでは?と、どんどん不安になっていきました。

目的地の中尊寺金色堂に着いて、すぐにトイレに駆け込み鏡で首を見てみると、さっきよりさらに赤くなっていて、少し模様なものがうっすら見えるようになっていました。
このままでは、蛇に呪い殺されてしまうのではと思い、心の中でとにかく謝ることにしました。
「おもちゃのように扱ってごめんなさい!みんなの前で恥をかかせるようなことをしてごめんなさい!」と、ひたすら心の中で繰り返しました。

気持ちは観光どころではなく、とにかく謝らないと、戻ったら早くあの蛇のところに行って、謝って許して貰わないと、このままだと呪い殺されちゃう!!
と恐怖に耐えながら、なんとか親戚の家に戻ると、一目散にあの蛇のところに向かったんですが・・・

Cozy
Cozy

いない・・・


昨日、置いた場所に蛇の死体はありませんでした。
誰かが可哀想に思って埋めてあげたのか、それとももしかしたらまだ生きていたのでは?と色々な思いが駆け巡りながら、周囲を探していると、昨日置いたはずの場所から数十メートル離れたところに、その蛇はいました。
蛇の体は、昨日より傷ついていてしっぽのあたりが潰れてしまっていました。

蛇を前に、言葉に出して謝りながら体を丁寧に持ち上げて、埋葬できそうな場所を探そうと歩きだした時、蛇の腹を見て気づきました。首の赤くなったところにうっすらと見えた模様は、まさに蛇の腹の模様なんです。
びっくりして持ち上げた蛇を落としそうになりながらも、少し離れた草むらまで歩き、埋めても差し支えなさそうな場所を見つけ、一度蛇をおいて、スコップを取りに行って蛇を埋葬しました。

その日、また次の日と蛇を思い出す度に謝罪を繰り返しました。すると、3日目の朝には首の赤身もすっかりなくなっていました。

人間だけではなく、動物にも同じ気持ちで接しなければならないということを痛感した出来事でした。

皆様も罰当たりなことをしないように、くれぐれも気をつけてくださいね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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