高速道路の深夜割の見直し

働き方改革とのデカップリング

どーも!現役トレーラー運転手のポンコツCozyです!

最近のGoogleニュースにあった
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本による高速道路の深夜割引の見直しについて、1人の運転手の立場として意見を書いてみようと思います。

そもそも深夜割引とは
現在は0時~4時ですが、今後は22時~5時まで拡充となります。
ですが”22時を超えてETC無線通信をした場所から、5時前に最終無線通信をした場所まで”となっています。 時間を超える前・超えた分は割引にはなりません。2024/08/01 とあります。

とある物流系サイトでこの記事を取り上げていましたが、これについて何件かのコメントが書かれていました。未だに高速代があまり出ない会社のドライバーなのか「深夜割引があるから高速に乗れる」と書き込んでいる人もいれば、割引時間に合わせて交通量が集中し、”トラックが車線を埋めて走れば一般車両が、迷惑になる”と書いている人がいました。

2024年問題によって働き方に制限があり、430(よんさんまる)と言われる4時間以内に30分の休憩が義務となっているので、割引時間以内に一気に走ることができないことを考えれば、この部分だけをみたら改悪としか言いようがない。
コメントの中には、「そもそも深夜割引き無くせば良いのでは?」なんていうのもありますが、少しでも利益を出したい会社からしたら割引が無くなるのはデメリットになってしまいます。

納品時間が決まっている運行ルートであれば、その時間を考慮したディズニーリゾート(TDL)ではないけれど、運賃の変動制になったりすれば、状況は少しは変わってくるのでしょうか?
DXがもっと進めば、これらの問題もサクッと解決してしまうようになるかも知れませんね。

現状は割引を適用させるための待機や渋滞を解消させたいと考えているNEXCO側、そしてわたし達ドライバーから見た問題は、その待機をするトラックやトレーラーが早い時間から長く停まっていられるスペースを確保するために、PA・SAの場所取り合戦になってしまっていること。
「休憩時間なんて関係ないよ!」という会社はまだあるとは思いますが、以前よりは少なくなったように感じます。

自動運転が本格的になれば、運転手のトイレ、食事、睡眠など人間が問題としていることは必要なくなるのでしょうから、あと10数年でこれらの問題はなくなるのかも。
ただ、NEXCOもPA・SAの駐車スペースの拡張をしていますが、正直、まだまだ足りないと思っています。都市部だけではなく地方の最終PA・SAでも、もう少し拡張してもらえると、有り難いですね。
まあ、予算の問題もあるので厳しいとは思いますが(^^;)

トレーラーは、トラックに比べると数が少ないこともあって、トレーラーの駐車エリアがもともとあまり無いのですが、その少ないスペースはトラックが占領していることが多く、トレーラーはトラックレーンを2台分使って駐車するようになってしまい、結果的に駐車スペースを減らすという悪循環になっています。

新東名や新名神などの大きいSAでは駐車スペースの一部を予約制にしたりしていますが、ルートや走る時間が決まっているトラックやトレーラーならとても有効ですが、まだまだ限定的でしょう。

食事はなんとかなるとしても、トイレはとても重要な問題です。
時間調整で長く止まらざるを得ない車と、トイレだけの短時間駐車を分けられたら、今よりは改善出来るかと思いますので、NEXCOさんどうぞよろしくお願いします!

ま、一番良いのは荷主さんに高速代を含めた運賃を出してもらい、会社側が留保せずに適切にドライバーに給料として払えば、劇的に変わるのではないでしょうか??

少しでも良い方向になるように願いつつ、今日はこの辺りで終わりにしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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