知らなくてよかった他人の日常に幸福論が崩壊。
どーも!現役トレーラー運転手のポンコツCozyです!
今日の話は、世界一幸福な国としてTVの紹介などで認知度が高まった、南アジアにあるブータンですが、何故幸せに暮らしていた国民の幸福度が下がってしまったのかについて書いていこうと思います。
ヒマラヤ山脈の東側にある国で、面積は九州とほぼ同じくらいの大きさ、人口は2022年の調べでは78.2万人。
大阪府交野市の人口とほぼ同じ。
世界で唯一チベット仏教を国教とした国。
チベット系、ネパール系が多い仏教国。
何年か前に、TVに出ていたブータンの人々は、民族衣装に身を包み、レポーターからの質問に自分達は幸せだと口々に語っていたのがとても印象的で、「雨風をしのげる家があり、食べるものがあり、家族がいるから幸せだ」という仏教の教えが心を豊かにしていたはずでした。
ですが、この数年で国民の感情は大きく変わってきたようです。
観光国でもあるブータンは、世界一幸福な国ということで世界中から人々が来ることによって、インターの環境も整いスマホを持つことによって色々な文化に触れたことで、今までの生き方に疑問を持つ国民が増えたようです。
昔は助け合いながら生きるのが当たり前だったのが、他人の生活環境を知ることが出来るようになったことで、妬みや恨みの感情から犯罪が増えてきているというのです。
この日本でも、知らなくても良かった情報などが、インターネットを通じて簡単に手に入れられるようになったことで、金銭的な格差、心の豊かさの格差がわかるようになってしまいました。
本来であれば、インターネットは良い方向に使えば、とても便利なツールであることは間違いありません。
外国と違って偽札や身分証明書の偽造もそう多くはないと信じたいものですが、スマホで免許証やクレジットカードを撮影することで、色々なサービスにアクセスできる正に神アイテムです。
拘束時間も長く、家にもなかなか帰れない中・長距離運転手にとっては今はなくてはならないものですよね!!
ですが、ですがですよ、反対に大きなデメリットは、自分は持たざる者で実は不幸なんではないかと思うようになった時に、人はどう行動するのでしょうか?
今まで自分が幸せだと思っていたことが、世界ではとてもとても小さなことで、自分が知らなかった魅力的なものが世界中にあると知ったら、手に入れたくなるのも当然ですよね。
もともと多くはない約78万人という人口。さらに、この数年で海外に出稼ぎ、または海外に移住する国民が増えたことが問題になっているそうです。日本も外国語を話せる優秀な人は海外に流出していますから、規模が違えど同じような事が起きているようです。
幸せな生き方は、人それぞれが決めることですから、こうしなきゃダメ、こうするべき!というのはおかしな話だとは思うんですが、世界一幸福と言われた国民でさえ、たくさんの情報を得たことで国民性までが変わってしまったというある意味で残酷物語です。
日本ではある程度の自由がありますから、自分が思った方向に生きる事ができる、まだまだ幸せな国だと思います。
自ら情報を取りに行き、勝手に悲観せず毎日を楽しむことが大切なんだと気付かされた出来事でした。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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