episode25 悪友Tの末路

みなさん、こんにちは。
このブログでは、私Cozyが実際に体験した恐怖体験、ポンコツな体験話をメインに書いています。

今日のブログは、久しぶりに聞いた”前借り”・・・いわゆる給料の前借りのお話です。

近場の仕事の時は、ほぼ毎日と言っても過言ではないくらい行っているであろう、いつものコンビニ。
お客も良く見かける顔ばかりなんですよね(^^)
店内をうろうろしていると、お世話になっている会社の名前は知らないけれど、顔を会わせれば挨拶を交わすドライバーさんが。そのドライバーさんが僕の前を通りすぎたので挨拶をしようと思って近づいてみると、どうやら電話中の様子。悪いと思い離れようとしたその時、会話が聞こえてきました。
電話の相手は、どうやら奥さんのようで。
「じゃあさ、社長に言って前借りするよ!そしたらさ、何とかなるでしょ!」
・・・懐かしい響き、”前借り”・・これは聞いてはまずいと思いその場を離れました。

昔は、僕もそのドライバーさんと同じく”前借り”をよくしてしまっていました。
金銭感覚がなく、貰った給料は次の給料日を待たず使いきってしまう。貰える給料をアテにして、ある意味当然の権利のようにしてしまっていた恥ずかしい行為。
もうね、さすがに今はしていないですよ!!まあ、威張って言えることではないんですが(^^;

そのドライバーさんを見て、昔の自分を思い出したと同時に頭に浮かんできたのが、高校の時の同級生だった悪友T。
当時は、Tの無知だからできる破天荒な言動が、ある意味で魅力的に見えたりすることもありました。
お互いの家を行き来し、親も会ったりしていたから、たまに泊まりに行くこともありました。
同じ馬鹿なヤツとつるんでいるのは、当時とても楽しかったです。

僕は、途中で学校を辞めてしまったので会うこともなくなりました。その数年後、ある運送会社で4トン車を乗っていた頃、同じ4トンのドライバーとしてTが入ってきて再会することになりました。
懐かしさもあってか、またすぐに意気投合!彼のお母さんは、居酒屋の雇われママとして働いていたので、仕事終わりにその店へTと一緒に飲みに行ったりしていました。

彼の忘れられないepisodeの一つは、本当に明るくて無責任。
たくさんのことに興味を持っていて、こと女の子についてはかなり無節操で、興味本意で色々と手を出しその時もトラブルを抱えていました。
僕が最初の結婚をする時、会社の所長に結婚する報告を終えた5分後に、泣き腫らした目をしながらTは、所長の前に行き離婚をすることになりましたと報告をした…なんて、まるでギャグみたいなこともありました。
その後、Tはすぐに会社を辞めて行きました。
僕は、その会社で数年間働き大型免許を取り、大型トラックに3年程乗ってその会社を辞めました。(辞めた理由は、別のepisodeにある点数が無くなったことです)

そして、さらに数年後に再会。まあ、携帯の番号は変わらずにいたので。
彼が「相談がある」というので話を聞いてみると、「乗っている車の窓にヒビが入っていて車検が通らなくなるので、安く修理できるか、または車を安く売ってくれる人がいないか?」ということでした。
中学・高校も一緒だった同級生”D”が、車の整備士から独立して、車やバイクの整備をしているので”D”に事情を話して、間に入ってもらい修理は済んだんですが、Tは修理代を払わずバックレ( ̄▽ ̄;)
あり得ない話です。
後に、入る会社入る会社で、金を借りまくりバックレていたと知りました。ちなみに、借りたお金は飲み屋とパチンコで使っていたらしいです。
更に、修理した車は車検が切れたままで乗ってたこともあとから知りました(-_-)

・・・いや、その少し前にも「どこか稼げる会社はないか?」と相談を受け、直接会って話を聞いて、後輩がいる運送会社に口を聞いて貰えるように、僕が連絡して頼むも、面接が決まった日にバックレ。
後輩から「どうなってるの?連絡ないし。」と言われてしまい、僕からTに連絡するも繋がらず。
10日ほどして、ようやくTから連絡があったと思ったら、とくに悪びれもせず「ちょっと揉めて警察で勾留されてたんだ」・・・イケないことかも知れませんが、正直、彼に消えてほしいと思いました。

その後、Dは知り合いを通じ、Tが勤める会社の社長と繋がりがあったので、給料を差し押さえる形で修理代を回収できたと聞いた時は、申し訳なさと一安心して心が救われた気分になりました。

そして更に数年後・・・
色々あっても離婚はしていなかったT。
懲りずに相談の連絡をしてきました。
今度は「どっか良い会社(運送会社)ない?手取りで35万位あればいいんだけど」
その問いに、優しく「大型で扶養がいて35万円ならありそうだけど難しいかな?牽引の免許を取れたら、紹介できる会社はあるよ」と僕が答えると、Tは「どーすっかなぁ?前借りできたら、免許取ってさ。Cozyのいる会社に行ってもあげてもいいよ?」
ですって(´д`|||)
これ、ツリじゃないのが怖いです。

さすがに、さすがにですよ!
どこから目線できたんでしょうか?
コイツとは、本当に縁を切らなければならないと思う瞬間でした。
縁があって、彼が本当に良くなるなら手助けをしたいと思ったことを僕自身すごく後悔しました。

今は、銀行系のキャッシングサービスもありますし、トイチやトサン、トゴと、挽回のチャンスを貰えない沼に陥る人が沢山いる中で、ある意味僕は沢山の人に助けて貰うことができたので、少しでも悪友だったTの力になれたらと思っての行動でしたが、全くの無意味だったことが辛かったです。

借りる時は神様で、返す時は悪魔の所業・・・なんて言葉もあるようですが、もし皆さんの近くにこんな人がいたら、どんなに面白そうな人間に見えても、絶対に近づいてはいけないですよ!

そのあと、どうなったかって?
・・・音信不通になりましたよ(^-^)
どうか、コンビニで見かけたドライバーさんは、こんな結末にならないことを願うばかりです。

といった、ある意味で怖い話。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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