episode26 カーブミラーに映る男

みなさん、こんばんは。
みなさんは怖い話はお好きですか?
このブログでは、私Cozyが実際に体験した恐怖体験、不思議な体験話。
そして私自身があまりのポンコツで在るが故にしでかした数多くのあり得ないほどの失敗談を書いております。

さて、今日のお話ですが…..
色々な事情があって、この数年は実家には帰っていないんですが、たまに買い物などに行くために実家のすぐ近くを通ることがあるんです。
買い物などでたまに通る道、実家からわりと近い所にあるカーブミラーの怪異について書いていこうと思います。

実家があるのは、茨城県のT市とでもしておきましょうか。
その実家からわりと近い所に、雑木林を切り開いた信号もない小さな十字路があるんです。
時間によっては、一時停止側から交差点に入るのが大変なくらい、規制速度を越えるスピードで行き交う車が増えたりすることもある十字路。

最初の異変に気づいたのは、僕たち家族が神奈川県から引っ越してきて、まだそんなに経っていない頃だったので、今から30年以上前のことになります。

ある日の夕方、母親が運転する車で、いつものように家から数キロ離れたスーパーに夕飯の買い出しに行くというので、暇だったからなのか、お米などの重いものを持たされる為になのか理由は思い出せませんが。一緒に買い物に行くことになった、スーパーに向かう道中での出来事です。
件の十字路で一時停止をした母親。
夕暮れで普段なら交通量が増える時間帯でしたが、タイミング良く全方向から車やバイクなどは来ておらず、一時停止した後すぐに動き出すのかと思いきや、数秒間止まったままの母親。よそ見をしていた僕は不思議に思い母親を見ると突然、「こっちは止まっているのに、どうしてあの男の人渡らないのかな⁉」と不満げな口調で言いました。
辺りを見渡してみましたが誰もいなかったので、「え?どこに男の人がいるの?」と母親に訊いてみると、母親は「ほら!あのカーブミラーに映っている人、こっち見てるじゃん!見てるだけで動かないなんて気持ち悪い!」って言うんです。
母親が見つめるカーブミラーを見ると、確かに黒っぽい服を着たわりと若い男性が見えました。
でも、カーブミラーに映っている位置からすると、その男性は僕たちの右側の真横、十字路の真ん中にいないといけないんです!!

・・・ということは?
そう、実在している人ではないようです!

そのことに気づいた僕と母親は一瞬顔を見合せたあと、逃げるように車を走らせました。もちろん安全の為、きちんとカーブミラーを見て十字路を通過しましたが、その時には男の人は消えていました。
本来なら田舎とはいえ、交通量が多少増える時間帯。
きっと時間にしたら数十秒・・・いや、数秒程のことだったのかも知れません。
しかし、その出来事をきっかけに昼間や夜中、時間を問わずに辺りに誰もいない時に、母親や僕はその男の人をカーブミラーの中で見ることが度々おこるようになりました。
でも、その男の人が見える理由は何となく解っていました。
その十字路の角には、お供え用の花を入れる筒があり、たまに花が飾られていることもありましたから・・・もしかしたら、その男の人がこの十字路で不慮の事故に合い亡くなったのではないかと考えるようになりました。

とはいえ、車で通るならまだしも、僕は当時まだ小学生でした。
自転車で通る時など、安全確認のために仕方なく見たカーブミラーに無表情の男の人が立っていて、更にこちらを見ていて目が合う・・・そんな不気味な光景が数年も続いたので、実家を離れて数十年経った今でも忘れることが出来ず、たまにしか通らないのに・・・通るたびに思い出して、あの時の何とも言えない”ぞわっ”とした恐怖感が鮮明に込み上げてくるんです。

この数年はそのカーブミラーの前を通っても、あの男の人を見ることはありませんが、無事に成仏したのでしょうか。
まあ、きちんと調べた訳ではないので、実際のところお供え用の花を入れる筒が彼の為だと決めつけてはいけないのかも知れませんが、何かしらがないと、カーブミラーの中で”だけ”見えるなんてことはありえませんからね。

もしかしたら、このブログを見てくださっている方の近くにあるカーブミラーにも、実際には見えない誰かがカーブミラーの中では存在している…そんな姿を見ることがあるかも知れませんね…

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました